コムシードのパチンコ&スロット事業について考えてみる

コムシードの売上の柱はグリパチを中心としたパチンコ&スロット関連事業です。

ただし、某株板の住人の期待している内容はアニメIPだったりWEAREに関連したアイドルコンテンツ、カジノ関連なのかと思います。

そんな訳で中には脱グリパチと叫ぶ方もいますが、言ってしまえば現状コムシードはP&S事業が全てで結果の出ていない状況で脱グリパチは無理な話です。
まずはコムシードが考えるように第2の柱として新規事業を軌道に乗せる事だ先だと思います。

 

そんなコムシードのグリパチなどのパチンコ&スロット事業、今後の展開について考えてみたいと思います。

まずコムシードのP&S事業は大きく分けて従量制アプリの販売、グリパチによる基本無料の課金型アプリ、そして表に出てこないので詳細不明ですがBtoBに関連した事業も多くがP&Sに関連していると思われます。

ただしこの中で従量制アプリはその後のグリパチへの転用前提で開発されるなどそれぞれ密接に関わっています。

市場規模もあると思いますが、この相乗効果が他社が参入しにくい状況をつくり、コムシードがそれなりの結果が出せている理由にもなります。

ただし普段パチンコを打たない方も感じていると思いますが、パチンコ業界の落ち込みは尋常では無く現在は新しい基準に移行した事に伴う旧基準機の撤去・入替え問題、今後は他業種でも関連しますが、原則屋内禁煙化に伴う対応など相当の出費を求められる対応が続くなど業界存続の為に防戦一方の状況です。

そんな状況なのでコムシードのアプリ事業も対応を求められ少し前からアプリ開発は厳選するとし、実際に開発本数を減らしています。

開発本数を減らすという事は結果的にグリパチも魅力が低下する事になりユーザー減少の一因になっています。

 

それなら売上の柱のグリパチ用にアプリ開発をすればという話かもしれません。

ただし多くの理由はコスト面だと思いますが、グリパチのアプリは基本的に自社が従量制アプリとして開発したアプリ、又は他社がアプリ化した機種をグリパチ用に一部カスタマイズした機種です。グリパチ専用として最新機種を開発した事はありません。

グリパチのアプリ供給数を増やすためにはコムシードがアプリ開発本数を減らした分、他社開発アプリを増やせば良いのですが、他社も状況は同様でアプリ開発される機種は限られています。
又他社開発アプリは開発メーカーそれぞれの事情があり簡単にグリパチに引っ張る事は出来ません。

そこで最近のグリパチの新機種は過去にいわゆる「名機」と呼ばれていた機種を掘り起こす事が多いです。

ま~これはこれで一定の需要はあると思いますが、爆発的な売上は期待出来なく落ち込みを抑える程度の効果しかありません。

以前実際のお店でパチンコを打つ人が減ればアプリで打つ人が増えるのでコムシードにとってプラスと仰る方がいましたが、これが現状です。業界が盛り上がっていなければ関連業界も同様に落ち込んでしまいます。

大きな川で釣り人がたくさんいればそれを見越して釣具、釣り餌を販売する人や食事を提供する人など競争にはなりますが、事業として成立するチャンスがあります。
ただし魚のいないような小川に釣り糸をたれても結果が出せる可能性は低いです。

この状況は急に降って湧いた話では無く以前から言われていた話で当然コムシードも認識していたはずです。

という事で前述のようにコムシードは第2の柱の育成を意識した動きをしています(ただし、今の所は結果が出ていないと思います。やっと結果も出るのかな~)

そんな感じでこの状況が表面化する前に対応出来ていればベストでしたが、今更嘆いてもしょうがなく第2の柱が完成!するまで少なくとも現状を維持し第2の柱完成後も第1の柱として存続するための施策を維持する必要があります。

 

ただしコムシードは川(パチンコ&スロット業界)の管理者では無くあくまで川を利用する釣り人の立場なので川の改修工事(業界改革)をする事は出来ません。

その中で出来る事と言えば道具や餌の交換(=新規アプリ開発)になると思います。

提携関係のメーカーからの新機種予定はパチンコでは「P南国育ち」「P魔法少女リリカルなのは」スロットでは「S青鬼」「S鬼武者」があります。

余裕があれば全ての餌を試すのでしょうが、そうもいかないのでどれか厳選する事になると思います。

色々厳しい状況ですが、全ての魚がいなくなった川では無いと思うので釣り方によってはまだ釣れるハズですよ。

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