先日ダイナムと「スロパチスピリット」に関してダイナムと協業する事が正式に発表されました。
ダイナムという企業を良く分かっていない人もいると思うのでその辺りも含めてコムシード側、ダイナム側両面から考えてみたいと思います。
コムシード側
まずコムシード側から今回の協業について考えてみたいと思います。
先日「スロスピ」のスクショが何枚か公開されました。
3D化と謳っていますが、正直グリパチとの違いはあまり感じませんでした。ま~題材としてパチンコを扱っている上でしょうが無いのかもしれませんが、このグリパチとの差別化をどうするのかと思っていたらこんなニュースが
グリパチは2025年6月にグリーでの提供を終了し、オープン版アプリに移行との事
という事でグリパチを遊ぶ事に必要だったグリーのアカウントは必要でなくなり、android、iOSのアプリのひとつになるという事です。ただし現在の状況は引き継げるようで移行キャンペーンを実施しています。
とは言え「スロスピ」の公開は2025年夏という事なので確実にグリパチサービス終了を意識しています。終了前にサービスが開始出来るか否かはスタートダッシュ出来るかどうか重要な要素になると思います。ただ見切り発車はしないで欲しいと思うのでその辺りの判断は難しいと思います
という事でグリパチ自体は残りますが「スロスピ」開始後はグリパチユーザーをスロスピに移行させたいんじゃないかな~と思います。
結果的にグリパチだったサービスは終了させたいかなと思っています。2つの同種アプリを運営させる能力はコムシードに無いと思っています。
グリパチは現在も順調に売り上げを伸ばしているようだし、リニューアルもしていますが、設計自体はかなり古いアプリで今遊ぶにしては思う事も多いアプリです。ま~スロスピもグリパチのシステムをかなり流用しているとは思いますが、それでも「イマドキ」仕様にはなっていると思います。
という事でスロスピスタート、グリパチのサービス内容変更という事が同時に起こる事になるのでコムシードにとっては正念場の一年になります。
ダイナム側
まずダイナムという企業ですが、吸収・合併を繰り替えし現在パチンコホール数最大を数える企業です。
とは言え世間的に有名なのはマルハンかと思います。というのも売り上げ規模はマルハンがダイナムを大きく引き離しパチンコ業界№1という事もあると思います。
なぜ売り上げはマルハンが№1かという理由にダイナムは売り上げの低い低貸し専門店があったり、1店舗辺りのお店の規模がマルハンより小さかったりだからです。ま~この点はおのおのの経営戦略でもあるので特にコメントはしません。
ただ、そんな多くのリアル店舗を抱えるダイナムがなぜネット店舗運営に参画してくるのか?
実際の所ダイナムはリアル店舗を捨ててはいないと思いますし、これからもリアル店舗を優先すると思います。
ま~多角経営のひとつで乗り遅れたらまずいのでとりあえずツバを付けているだけだと思います。それかコムシードがマルハンに断られて次に頼ったのがダイナムなのかもしれません。
ま~いずれにせよ斜陽産業といわれるパチンコ業界なのでこの協業にそれなりには力をいれてくれないかな~とは思います。
ま~経営スタイルもあると思うのでなんとも言えませんが、今回の協業で発表があるのはコムシード側からのみでダイナム側からの発表はありません。
ここから見ると前のめりなのはコムシードなんだろうなと。
そりゃーコムシードはグリパチのサービス内容の変更があるのでこけたらメインの柱が無くなってしまうので会社存続の危機になりかねない状況です。
その点ダイナムは失敗しちゃったな~くらいで済みそうです。
とは言え「スロスピ」をなんとか成功させて欲しいです。